Dear Bear 本日ついにクランクインしました!
日曜日の公園(真っ昼間)に
ベンチにぬいぐるみを座らせているのが目立つらしく、
(三脚たてたカメラとガンマイクのせい?)
気がつけばこどもたちが遠巻きに見ている。
という光景ができあがっておりました。
初めは黙って見ていたこどもたちですが、
好奇心か、仲間内でのジャンケンに負けたのでしょう、
ひとりの女勇者が現れました。
どうみても怪しい集団(笑)に
物怖じせずに近づいてきて
「何してんの?」
と訊ねてきたではありませんか。
「映画作ってるねん。」
「くまちゃんの映画撮ってるねんて!!」
(ダッシュで仲間に報告。)
その後、遠巻きに眺める視線があまりに熱かったので
声をかけて公園で遊ぶエキストラに使いましたとさ。
こどもたちのパワーのすごいこと、すごいこと。
若さのチカラに役者陣をはじめ、スタッフ一同唖然(笑
<<写真:こどもたち>>
アリアのセットの為に、
クシで梳いていたときに
「このくまちゃん誰のぬいぐるみなん?」
「誰のやろう。今はうちで管理してるけど。」
「みんなで買ったん?」
「そんなところかなぁ。」
「まさか枕元置いて寝てたりするん?」(うわ、マジで無いわこの人。見たいな反応)
「さすがにそれは無いかなあ。」
やはり、ぬいぐるみを丁寧に扱う男子は
小学生女子的にありえないらしいです(笑)
ある種この台本に込めたメッセージの核心をつく反応。
そうだ、その反応が欲しいんだw
生の声(生々しい声?)を聞けて心の中で思わずニヤリ。
お手伝いのぴのこさんが
仲良くなりすぎて、途中小学生に拉致される。
なんて事件もありました。
最終的にはドッジボール対決となるわけですが……。
こどもたちの話ばかりではありません。
キャスト陣も負けてばかりはいられません。
本日お越し頂いたのは
亀井さん(赤い眼鏡、黒いジャケットの男性)と
木蘭さん(白に紫のカーディガンを羽織った女性)
<<写真:木蘭さんとアリア>>
お二人とも映画撮影は初めて。ということで
カメラ回し初めてすぐは緊張でしたが、
無理な注文にも笑顔で答えてくれるのはさすが。
いい表情バッチリいただきました♪
写真ではうまく伝えられないのが残念…。
スチル担当だったので半日で500枚近く写真を撮ったのに
使えそうな写真がほとんど……。
というがっかり具合。
精進せねば。
<<写真:亀井さんとKiKi>>
KiKi
アリアを抱えてロケ地の下見に行ってきました。
バイト終わりに駆け込んだ、日が沈みそうな公園。
野球をしているこども達の間にも
帰宅する姿が見え始める頃に、
ベンチの近くに原付きを止める影がある。
大きな袋からおもむろに取り出すのはぬいぐるみ。
そのままベンチにぬいぐるみを座らせて、
ブラシやクシで見た目を整えた後
写真を撮りまくる姿はどう見ても変質者。
もちろん寒さ対策は抜かりありません。
ニット帽に、ライダー用の手袋。
これでマスクなんてしてたら完璧です(何が)
通りすがりの人ですら
二度見しかねないような怪しさです。
チキンハートな私は
そんな周囲のプレッシャーに絶えられず
鞄から絵コンテ(っぽい紙が入ったクリアファイル)や
脚本を片手にチェックしながら
「いかにもそれっぽい人」を演じることにしました。
雨上がりの土曜日で
人が少なかったのがもっけの幸いでしょうか。
むしろ人気のない公園の方が怪しいのか…。
考えは堂々巡りになります。
要約すると、主役の男の子は、
周りからこんな目で見られているのか。
というリアルな体験を実感。
おかげで、いいショットが撮れたけどね!
KiKi
KiKiです。
嘘あらすじが意外と好評だったので
本気でシナリオを書こうかと悩んでおります。
そんなことはさておき
「Dear Bear ~或いは偏愛による独唱(アリア)~」
お色直しすること数日。
ようやくお目見えOKとなりましたので
うちの主演女優を紹介します。
名前:アリア
性別:おんなのこ
性格:ややツンデレ(?)
種族:ぬいぐるみ
PR:記憶力は良い方
Dear Bear の Bearにあたるのが
このくまのぬいぐるみ。
タイトルにもちょっと出ていますが
このこの名前がアリアなのです。
耳元に着けているシュシュは、
バイト先の先輩、ぴのこさんのお手製。
首から提げているお月さまモチーフは
KiKiが針金をグルグル回して作りましたとさ。
あくまで主演女優と言い張ります。
ヒグマが調達できなかったから。
とかそんな理由ではありませんよ。
KiKi
担当は今回はじめて順番が回ってきたMuuです。
今回鑑賞した映画は
「小さな恋のメロディ」
小さな恋のメロディというタイトルはみんな聞いたことがあると思います。
筋肉少女帯にBLANKY JET CITYといろいろなバンドがこの映画を題材に歌ってて「俺の血はそいつでできている」などと歌われているぐらいだからきっとすごい映画なんだろうなと思っていて、前から思っていて今回ちょうどいい機会だったのでそうしました。
見てみて、これは最高でした。
今まで見た映画の中でベストに入る作品でした。まず、映像の作り方としてすごく上手い感じで細かいところで人物描写や感情の表現も豊かでした。
10歳ぐらいの男の子と女の子のラブストーリーですが単純に子供同士の恋の話というだけでなく、背景に様々なものが込められた作品でした。
まず主人公が通う昔風で厳格なパブリックスクール、そこで生徒達は反抗的で先生達はそれを押さえようとしている風景、そんな中からこの映画が作られた時代、ロック音楽が初めて登場して、日本でも学生運動があるなど既存の旧体制を壊したい!という思いがあふれていた雰囲気であったと感じさせられました。
二人が出会って学校をサボりデートする、次の日当然先生達の大目玉を食らって主人公の男の子は言ったことが印象的でした。
「ただ一緒にいたいだけなのになぜ、いけないことなのか?」
今流行っている「婚活」私はこの言葉は大嫌いです。女性は男性に年収などの条件を求めそして男性は女性にばた別のいろいろな条件を求める。人間を見ずに条件を数値化して何が幸せなのか?と疑問だからです。
そういう愛を無くした時代に生きているからこそ、この映画を見てたら、愛し合うことの大切さ、忘れていた純粋な透き通った心を美しい映像とともに思い出させてくれるようなそんな作品です。
前回掲載しているのに
何故かまたあらすじの紹介です。
はい。実は前回書いたあらすじは
エイプリルフール用の嘘あらすじでした。
クマが咥えていたのは、
あらじゃけではなくて、新巻鮭ですね。
(問題はそこじゃない。)
というわけで、こちらが公開用の本当のあらすじです。
『Dear bear ~或いは偏愛による独唱(アリア)~』
あらすじ
全ての始まりは仲の良かった少女マナから手渡されたぬいぐるみだった。
未来彦はマナが引っ越した後も、
マナと名づけたぬいぐるみを大切にし続け、
部屋は次第にぬいぐるみで溢れてゆく。
しかし大学生になった頃、部屋からマナの姿は消えていた。
マナを失った悲しみを抱えながら益々ぬいぐるみとの生活にはまってゆく未来彦は、
やがてマナそっくりな喋るぬいぐるみ「アリア」と出逢う。
アリアもまた繰り返される過去の中に見失ったマナの面影を探していた。
伝わらない温かさ。
交錯する現実と過去に見え隠れするマナ。
過去に囚われたふたりが辿り着くのは過去か未来か…。
私たちはどれだけ言葉を尽くそうとも分かり合えない。
けれどその手を伸ばすことを諦めてはいけない。
……嘘あらすじとたいして変わっていないよね。
とか言わないでください。
お願いだから。
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